本文へスキップ

し と り じ ん じ ゃ

荒御崎神社あらみさきじんじゃ

御祭神  御由緒  その他  アクセス 


御祭神・荒御崎一柱


素盞鳴命(スサノオノミコト)

天照大神の弟、三貴子の一人、荒ぶる神

○黄泉国から戻ったイザナギが、日向の橘の小門で禊ぎをしたとき、左の目からアマテラス、右の目からツクヨミが生まれ、続いて最後に鼻を洗ったときに生まれた神がスサノオで、三貴子の第三子。
 イザナギから海原の統治を命じられるが、母イザナミのいる根の国に行きたがって哭き続け、下界を混乱させたために怒ったイザナギに追放される。アマテラスのもとにいくと、高天原を奪い取りに来たかと疑われ、心身の潔白を証明するために、アマテラスと天安河を挟み誓約(うけひ)による子生みをして、三女神の父親となる。
 その後、スサノオは、高天原でひどい乱暴を働き、そのためアマテラスは岩屋に隠れてしまい、世界中が暗黒になるが、天つ神たちの祭りによりアマテラスが招き出されるとスサノオは高天原から追放される。
 地上に降りたスサノオは、出雲の肥の河の川上で八俣大蛇(やまたのおろち)を退治して草薙の剣を得て、アマテラスに献上し、出雲の須賀に宮を建て、「あが御心すがすがし」といって鎮座した。八俣大蛇から救ったクシナダヒメと結婚し、その子孫にオオクニヌシが生まれる。
 オオクニヌシの神話の中でスサノオは根の国の主神として登場し、そこにやって来て娘スセリビメの夫となったオオクニヌシに数々の試練を課すが、スセリビメに助けられつつそれらを果たしたオオクニヌシがスセリビメを背負い地上に脱出した時には、ヨモツヒラサカまで追いかけてきて、そこから逃げていくオオクニヌシに大声で祝福の言葉をかけた。

○農業神、山の神、海の神の祖神、防災除疫神、学問、縁結び、商売繁盛、国土安全


天照大御神と兄弟神となる三貴子の中で、最高神である天照大御神をも困らせるほどのすさまじい力を持つ素盞鳴命。人間の力など到底及ばぬ自然界の荒々しさの象徴として、畏怖の念と崇敬の心を抱かせる御祭神様です。

以上


御祭神  御由緒  その他  アクセス 

荒御崎本殿

御由緒

布袋集落の南端に鎮座。神社の上手側には大井手川に至るまで約数百メートルの郭(通称、藪土手)が取り巻き、千代川堤防決壊時に集落を守るため慶長年間(1596年~)に鹿野城主亀井玆矩によって築堤されたものであると伝えられており、神社は集落の守護神として勧請奉祀されたとされている。産土神荒御崎大明神と称してきたが、明治元年に荒御崎神社と改称し、同四年に村社に列格される。
境内末社に、梶並荒神社(高淤加美神、荒神)と多賀社(伊邪那岐命、伊邪那美命)を祀っている。


野の嚢(ふくろ)
社紋 例祭前夜祭には、麒麟獅子舞が奉納される。
社紋は、「丸に九枚笹」で、秀吉の参謀・竹中半兵衛重治が、その名から竹の持つ特性を重んじ、好んでこれを家紋としたのではないかと思われる。
節操・高潔を意味する。
布袋は、古くは野の嚢(ふくろ)といい、傾斜面を意味する地名であるとされるが、詳細は不明。集落は、千代川右岸の稲常の北方北口にあったというが、天文年間の大洪水で左岸に移り中島村といった。また慶長年間に鹿野城主亀井氏が新田を開いたことにより、ここに移り、「向いが嚢蹟(袋河原)であれば、こちらは野の嚢とす」といわれている。(因幡誌・八頭郡誌)

 


- 禰宜が一考察 -

「荒ぶる神」である素盞鳴命をお祀りする「荒御崎神社」。「布袋」という地名は、おそらく、素盞鳴命の子孫「大国主命」の別名「布袋さま(大きな袋を担いでいたため)」からと推察されますが、布袋さまの親神(おやがみ)をご奉斎し、八岐大蛇を退治した素盞鳴命の御神威によって千代川の堤防決壊から子々孫々を守ろうというご先祖様たちの強い思いが感じられます。
ちなみに、八岐大蛇は島根県の斐伊川のこととされ、その決壊による洪水を治めた(治水事業をした)ことを「八岐大蛇退治」として神話にしたといわれています。(諸説あります)



御祭神  御由緒  その他  アクセス

  荒御崎拝殿

その他

 

御祭典日程

○夏祭大祓
 平成29年6月11日(日)午前9時~

○前夜祭
 平成29年9月30日(土)午後6時30分~

○例祭
 平成29年10月1日(日)午前8時30分~

○感謝祭
 平成29年11月5日(日)午前10時~

○霜月大祓      
 平成29年12月9日(土)午前10時~

○祈年祭
 平成30年2月10日(土)午前9時~



 


御祭神  御由緒  その他  アクセス 

アクセス

荒御崎神社

〒680-1202 鳥取県鳥取市河原町布袋237


アクセス

車

自動車の場合

鳥取自動車道「鳥取南IC出口」を出て、約1分。
※駐車場はありません。通行の妨げにならない場所に駐車し、徒歩にておいで下さい。



御扉

information神社情報

倭文神社

〒680-1151
鳥取県鳥取市倭文548-1
FAX.0857-28-8343
→アクセス