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鳥取県鳥取市上砂見に鎮座する「おおわさみのみこと」神社です

〒680-1156 鳥取県鳥取市上砂見674

御由緒history

御由緒

案内

創立年代不明だが、延喜式所載の高草郡七座の一つ。江戸時代は、旗刺大明神(はたさしだいみょうじん)と称し、上砂見地区と中砂見字大湯棚地区の産土神(うぶすなかみ)が小字谷平に鎮座。
万延元年(1850年)谷平おん谷で山崩れがあり、社殿などが破損した。
明治元年8月に大和佐美命神社と改称し、同時に当村字谷平に鎮座の谷前神社(素盞鳴命)と同字小畑に鎮座の山神社(大山祗命)を合祀する。
明治4年に村社に列格。明治28年10月に本殿を改築、同40年4月27日神饌幣帛料供進神社に指定される。
雌雄二頭の麒麟獅子舞は、県無形民俗文化財に指定されている。

「オワサミノミコト神社」とか「オホヤマトサミノミコト神社」など記されている書物もあるが、国史大系本や鳥取県郷土史(昭和7年刊)では、「オホワサミノミコト」と読み、鳥取県神社誌(昭和9年刊)は「ヤマトサミノミコト」となっている。
 「オホヤマト」か「ヤマト」か、「オホワ」が正しいのか決め難いところ。現在は、一部の古老に「ヤマトサミノミコト」が正しいとする人もあるが、当地では、一般に「オホワサミノミコト」と呼ばれている。
三代実録巻十一貞観七年(865年)六月の條に、「八日丁巳因幡国無位(中略)大和佐美命神社並授従五位下」と記されてあり、従五位の下の神階を授かったという記録がある。
因幡誌によれば、旗差大明神・大和佐美尊神社とし、大和は姓、佐美は名であり、神の名を呼ぶ地名であるとしており、神祗志料にも「佐美」が「砂見(すなみ)」に転化したとしている。
また、大日本地名辞書や鳥取県郷土史には、大和佐美命を「野見宿禰の祖父ならむも計りがたし。」と記されているが、地元では当地開発の祖神として大変崇拝されている。

information

大和佐美命神社

〒680-1156
鳥取県鳥取市上砂見674